読書指導と図書館の役割

国語教育が求める図書館の役割

 国語の学習そのものをサポートする書籍をそろえてほしい。  

PISAにおいて求められる情報力

①多様な形式のテキストに対応する力  

 ・テキストの構造・・・連続型・非連続型  

 ・テキストのタイプ・・・広告・宣伝・議論・図・表・メイル・手紙・張り紙など

②情報理解のプロセスと求められる能力  

 ・情報の取り出し・・・テキストに書かれている情報を正確に取り出すこと。  

 ・テキストの解釈・・・情報がどのように意味を持つか理解し、推論する。  

 ・熟考・評価・・・テキストに書かれている情報と自分の知識や経験を結びつける。                 ↓

   複数の情報を操作して、自分の考えを持つ。

    文章をより深く理解するために自分で情報を補って読む。

今後国語の学習は、主文となる教材に対して複数の情報を補って理解を深める学習が求められる。                 ↓  

 図書館に求めるもの

 ①教科書教材を中心に国語科で学習する教材に触れて、学習者の理解が広がったり、深まったりす  る情報を、収集し図書館の別の書棚に置き、学習者の利用しやすいように整えてほしい。

  ②図書館に所蔵する媒体を拡張してほしい。 (例 ポスター、広告、メイル、手紙、図表など)  ③ジャンル別に検索可能なHPのデータベースを作成し、学習者が利用できる形に整えてほしい。